28日、特殊詐欺事件の証拠隠滅を図った疑いがあるとして、広島県内の弁護士事務所などに警視庁が家宅捜索に入りました。この弁護士が面会していたのが一連の強盗事件で指示役「ルフィ」として逮捕された今村磨人容疑者でした。
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28日午前、広島・東広島市にある法律事務所に集まったのは、警視庁と書かれた段ボールを持った捜査員です。
記者(広島・東広島市、午前11時頃)
「法律事務所に捜査員が入っていきます」
東広島市にある法律事務所に、なぜ、警視庁が家宅捜索を行ったのか。それには、一連の強盗事件の指示役「ルフィ」とみられる今村磨人容疑者(39)が関係していました。
今村容疑者が関わったとされる特殊詐欺事件をめぐり、加島康介弁護士(48)が証拠隠滅を図った疑いがもたれているのです。
捜査関係者によると、加島弁護士は今年2月下旬、警視庁原宿署内の面会室で特殊詐欺事件で逮捕され接見禁止中だった今村容疑者と弁護士の立場を利用して面会。弁護を担当していたわけではなく、「担当弁護士になろうとする者」として面会したといいます。
そして、面会室の中で今村容疑者とフィリピンの関係者をビデオ通話させ、事件に関して証言しないよう約束させるなど、証拠隠滅を図ったとみられています。
しかし、そのようなことが可能なのでしょうか。
若狭勝弁護士
「接見室で外の者と通信・通話をすることを手伝うというのは、弁護士の倫理として考えられないと思います」
若狭弁護士によると、接見の時に手荷物検査はなく、通信機器を持ち込むことは可能。さらに、弁護士と容疑者だけで会話ができるよう警察職員も立ち会いません。
若狭勝弁護士
「携帯電話は電源を切って持ち込むとか、(警察との)信頼のもとで成り立っているわけですから、それを悪用したようなかたち」
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28日、自宅も捜索が行われた加島弁護士。どのような人物なのでしょうか。
実は、国の新型コロナ対策の「持続化給付金」など1900万円余りをだまし取ったとして、去年、逮捕されました。その後、広島地裁から懲役3年6か月の判決が言い渡されていました。
警視庁は家宅捜索の押収物を調べるなどし、慎重に捜査する方針です。
(2023年11月28日放送「news every.」より)
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