3日は関東各地で雪となり、埼玉県川越市では先が見通せないほどの雪が降りました。そして、4日夜から5日朝にかけて東京都心でも雪が積もる可能性があり、交通への影響も警戒されています。 ■都心に再び雪か 首都高通行止めの可能性 都心に吹き付ける大粒の雪。見慣れない都心の雪に、写真や動画を撮影する人もいました。 19歳 「池袋で雪って見ないですよね、なかなか」 2日の春の陽気から一転、3日は気温は急降下し、厳しい寒さとなりました。 20代 「寒い。めちゃくちゃ寒いです。ダウン一番厚いのしまっちゃって。薄めのやつだから今まで着てた服よりは寒い」 午後3時ごろの東京・練馬区では大粒の雪が降り、車に雪が積もり始めます。 50代 「雪やばいです」 「(Q.タイヤとかどうですか?)ちょっと心配なので、用事済ませたらすぐ帰ろうと思ってますけど。ワイパー動かすと脇に雪がたまっちゃうので、そっち側が見えなくなっちゃう」 20代 「(友達と)待ち合わせていたんですけど、雪で結構電車が遅れちゃってるみたいで、きょうはもう合流が難しいってことになって」 高速道路では、都心に雪が降った午後2時以降、相次いで渋滞が発生しました。 4日夜から5日朝にかけては都心でも積雪の恐れがあり、東名・新東名・首都高など関東甲信地方の高速道路・37区間、さらに国道でも10区間で予防的通行止めを行う可能性があります。 ■「電車止まった」登山客 山を下りると奥多摩から出られず 視界がかすむほど、大粒の雪が降り続いた東京・昭島市。降り始めて1時間もしないうちに、駅のベンチや植木には雪が積もり始めます。 八王子市にある高尾山では、山頂は一面雪景色に覆われました。高尾山のサル園では、厳しい寒さに耐えるように、体を寄り添い合っています。 激しく横殴りの雪となった東京・奥多摩町。JR青梅線では、青梅-奥多摩で一時運転見合わせになりました。 登山客 「きのう、雲取山という日本百名山に行って、山頂に1泊して、きょう下りてきたんですけど、電車が止まっててびっくりした」 山頂では雨だったのが、下山中に雪が降り始め、山を下りると奥多摩から出られなくなっていました。 登山客 「私はきょう、仙台に帰る予定ではありますので、できるだけ新幹線の終電前に奥多摩を出たい」 予定では午後3時に運転再開のはずでしたが、なかなか雪はやみません。 駅員アナウンス 「降雪予報のため運転を取りやめておりましたが、16時54分発の青梅行きより運転再開となっております」 予定からおよそ2時間遅れて、運転が再開しました。 登山客 「仙台までの新幹線が間に合いそうではあるので、喜び極まりないです」 「大変でしたけど、帰れるのが一番なので、どうかこれからトラブルがないように祈ります」 ■箱根観光客を襲う横殴りの雪 「想像以上で…」 関東各地でも雪に見舞われ、2日にはピクニックをしていた広場が一変、瞬く間に白銀の世界になりました。 先が見通せないほどの雪が降るのは埼玉の小江戸「川越」。街路樹の植え込みは土が見えなくなるほどです。 箱根の人気観光地・大涌谷では横殴りの雪が降りつけ、子どもが持つ傘が飛ばされそうになる様子も見られました。 この悪天候でも、観光客は黒たまごのモニュメントで記念撮影。撮影を終えると、足早に立ち去ります。 観光どころではなくなり、続々と建物へ逃げ込みます。 観光客 「ちょっとここまでとは思ってなかったです」 「想像以上でちょっと後悔しています」 日本三名園の一つ、茨城県水戸市にある「偕楽園」。激しく降る大粒の雪は春の訪れを拒むかのように梅の花に打ちつけます。 観光客 「大変ですけど、雪が降ってもきれいですよね。梅がね、すごく」 都内では、過去に桜が満開を迎えた3月末に、雪が積るという光景が広がった年もありました。 ■群馬・みなかみ町の住民「これ以上は住めない」 今シーズン度重なる寒波で最深積雪が3メートルに迫るほど大雪に見舞われた群馬県・みなかみ町。3日も、しんしんと雪は降り、駐車場に止まっている車は雪で覆われ、住宅の隣にある車庫の屋根は雪の重みでひしゃげてしまっています。さらに、住宅の屋根の一部も壊れていました。 住民(60代) 「(Q.屋根が…)曲がっていますね、折れてます」 「母屋のトタンも取れています」 「今年は雪がしつこいっていうか困っちゃいますよね」 「(Q.雪かきを今年は何回ぐらい?)今年15回以上ですね。一人じゃ間に合わない。一人じゃとてもじゃないけど、できないですね。本当に雪がこれ以上毎年降るようだったら住んでいけないですよね」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年3月4日放送分より) [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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